仏像めぐり Hコース（7～8時間コース）清涼寺、奥嵯峨二尊院、広隆寺、千本釈迦堂仏像めぐり　Hコース

清涼寺


	富貴な美しさ清涼寺　　 987年奝然（ちょうねん）上人が、中国より釈迦如来像を招来し開山。釈迦37才の御姿の尊像は、インド・ヒマラヤを越え中国に伝えられました。中国に渡った奝然は、尊像を模刻し日本に持ち帰りました。尊像完成の時、仏牙を入れたところ一点から血が流れ生身の釈迦如来であることを示されたと言われています。


	小倉山のふもと清楚な二尊院嵯峨天皇の勅願により慈覚大師円仁が開山。釈迦如来立像と阿弥陀如来立像の本尊二尊が安置されています。鎌倉時代作で、現世と来世の安寧を得られるとされ、仏師は快慶作とも言われ、釈迦如来は発遣の釈迦といい、阿弥陀如来は来迎の弥陀という美しい二尊です。


	往時を偲ばせる広隆寺　　 603年聖徳太子により建立された山城最古の寺院。日本書紀によると、秦河勝が聖徳太子から仏像を賜り、それを本尊として建立とあります。その仏像が、弥勒菩薩半跏思惟像で、「永遠の微笑」と称され、国宝第一号の美仏です。


	時を重ねてきた千本釈迦堂鎌倉時代初期1227年義空上人によって創建。本堂は建立時そのままで、応仁・文明乱にも戦火をまぬがれた京都最古の建造物です。霊宝殿には快慶一門作、釈迦十大弟子像。定慶作の美仏・六観世音菩薩（170～180㎝）は他に例がないといわれています。

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